山口川-遠野市-

山口川の高室橋

2012.06.02

昭和58年3月完成

遠野市土淵町山口3,4,5地割

この橋、若者が老婆を背負い歩く姿のモニュメントにも表現されているように、そばには小高い丘があり、デンデラ野と呼ばれている姥捨て山がある。捨てられた老婆たちはこの山口川の清水を生活に利用したのだろうか。その目印として丘の上には竪穴式住居を模した茅葺きの小屋がある。ここにはそれ以外には地元民の畑と丘の端までただ草原が広がっているだけの場所で姥捨て山だったという痕跡は見当たらない。ただ、丘からは山間に広がる田園が望め景観はなかなかのもので、縄文時代の土器が出土する場所でもあり昔から生活の利用されている場所だったことがわかる。