田屋の大杉と熊野神社

2010.07.01

遠野遺産第92号

遠野市綾織町上綾織10地割

樹 齢推定1500年の大木で、その樹霊を祀るために熊野神社が建立されました。遠野市指定天然記念物となっています。昔、この大杉を切り倒そうとし、傷を附けた時に血が流れたという伝説があります。大正元年、遠野に福泉寺という新しい寺が建立された。その後の昭和25年、大きな観音像を彫ろうと、福泉寺二代目住職がこの田屋の大杉に注目したのだが血が流れたという伝説により持ち主に拒否されたという話がある。福泉寺は代わりに同じ綾織の石上神社の松の木を手に入れ現在の福泉寺の大観音となっている。(遠野物語をwebせよより)